【JavaScript入門】 論理演算子 – ブール論理

JavaScript
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JavaScript入門として引き続き基礎的な内容を扱っていきましょう。ここでは論理演算子について扱おうと思います。

すでに、演算子の中で論理演算子については少し触れています。

【JavaScript入門】演算子(オペレーター)の基礎と優先順位
JavaScriptの演算子(オペレーター)とその優先順位について簡単に触れてみました。演算子の処理は四則演算の考えで通用する部分も多いので、特に難しいものではないとは思いますが、独特な演算子もあるので、その使い方にも気をつけましょう。

単純な例でしか上では触れていませんでした。

ですが、if-else文を使った条件分岐で、いくつかの場合分けのような複雑な条件式を扱う場合があります。else ifでいくつも条件式を繋げていくような場合です。

【JavaScript入門】if…else 文 - 条件による処理の分岐
JavaScript入門として制御構文(制御命令)のif-else文についてみていきます。プログラミングの処理は、何か入力などがあった時などに条件によって異なる処理を行う必要があります。これを制御構文を使って処理を分岐することができます。

この場合の条件式の判定に論理演算が必要になってきます。ここではこれを見ていきましょう。

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論理演算子

論理演算子は複数の条件式(論理値)を結合して、その結果をtrue/falseで返します。比較演算子と組み合わせて複雑な条件式を作って利用できます。

論理演算子による評価

主な論理演算子はこちらです。

  • &&(左右の式がどちらもtureの場合はtrue)
  • ||(左右の式のどちらかがtureの場合はtrue)
  • !(式がfalseの場合はtrue)

例えば、こんな感じで評価されることになります。

var x = 10;
var y = 100;

console.log(x === 10 && y === 100);  // true
console.log(x === 10 && y === 10);  // false
console.log(x === 10 || y === 10);  // true
console.log(x === 20 || y === 10);  // false
console.log(!(x > y));  // true この!の使い方は見辛く混乱するので非推奨

コードにコメントに結果を示しています。JavaScriptコンソールで確認してもこのようになります。

ブール論理

これはブール論理などとも言われていて、論理学の真理値表で表すとこのようになります。

AND(&&)が左側、OR(||)が右側の表で、左右の式をそれぞれ変数A、Bとして対応関係を示しています。NOT(!)は示さなくても真偽が逆になるだけですからわかりますね。集合論のベン図などで表してもいいと思います。

ブール論理 - Wikipedia

ANDが積集合、ORが和集合とといったベン図が描けるはずです。

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if-else文と論理演算子

では、if-else文を使って、条件式を論理演算子を組み合わせて複数の条件分岐をするコードを書いてみましょう。

var name = 'レントン・サーストン';
var age = 14;

if (age < 18) {
    console.log(name + 'は' + age +'歳で、高校生以下のはずです。');
} else if (age >= 18 && age < 23) {
    console.log(name + 'は' + age +'歳で、大学に通っているかもしれません。');
} else if (age >= 23 && age < 61) {
    console.log(name + 'は' + age +'歳で、まあ仕事をしてる社会人ですよね。');
} else {
    console.log(name + 'は' + age +'歳で、もう社会にとって必要は無い?ことも無いです。');
}

変数のnameは名前、ageは年齢です。

年齢による条件分岐をしています。18歳未満、18歳以上23歳未満、23歳以上61歳未満、その他(それ以上)、という条件で年齢を判定して、console.log()で結果を表示するコードになっています。

JavaScriptコンソールで表示してみます。

 

ageの数値を色々変えてやってみると、違う結果が表示されます。

ここでの論理演算子を使った条件式は単純なものでしたが、より複雑になると演算子の優先順位が関係してきます。演算の優先順位はすでに扱いましたが、再度確認して複雑な条件式にも対応できるようにしておきましょう。

演算子の優先順位 - JavaScript | MDN
演算子の優先順位は、演算子が互いにどのように解釈されるかを決定します。優先度の高い演算子は、優先度の低い演算子のオペランドになります。

ただし、条件式を複雑にし過ぎると見辛くなって理解が困難になることもあるのでよく考えて組み合わせる必要もあります。

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JavaScriptでfalseとみなされるもの

論理演算子の判定以外に、JavaScriptでは暗黙的にfalseとみなされるものがあります。

それは次のものです。

  • 空文字(””)
  • 数値の0、NaN(Not a Number)
  • null、undefined

これらはfalseと判定し、「falsyな値」と呼んだりします。

これ以外の全ての値はtureとみなされます。

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まとめ

ここでは、JavaScript入門の基礎的な知識として、ここでは論理演算子を扱いました。

論理演算子は複数の条件式(論理値)を結合して、その結果をtrue/falseで返します。比較演算子と組み合わせて複雑な条件式を作って、if-else文などを使って条件分岐させることで利用したりします。

論理演算子は、&&(左右の式がどちらもtureの場合はtrue)、||(左右の式のどちらかがtureの場合はtrue)、!(式がfalseの場合はtrue)があり、ブール論理の真理値表や集合のベン図などを使って理解するといいでしょう。

論理演算子の判定以外に、空文字(””)、数値の0、NaN(Not a Number)、null、undefinedは、JavaScriptでは暗黙的にfalseとみなされることも覚えておきましょう。

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