このブログでは、Javaプログラミングは全く触っていないのですが、やはりこれまで、そして今でもメジャーで使われているプログラミング言語だけあって、知っておいて損はありません。そう思って、入門レベルだけでも押さえておこうと、手にとった本が、私の感覚としては大当たり!
Javaプログラミングの入門を探すなら、これ一択!と言っていいほどの評価をしたいオススメ本を紹介しておきます。
『スッキリわかるJava入門 第3版』この1冊のみ!
ネットでプログラミングのオススメ本を検索すると、いろんなページが出てくるわけですが、一つ疑問なところがあります。
それは何冊も紹介しているサイトです。
もちろん、それには狙いもあって、とことんやるならこれくらいの本を目を通すのが上級者への道というような意図もあるでしょうし、レベル別に段階を追っていろいろと紹介するものもあると思います。それはそれで正解でもあるでしょうし、参考にはなります。複数提示されている方が、自分でも比較しやすいですからね。
ただ、それは逆に迷う原因にもなってしまうこともあります。時には、「騙されたと思って、これだけやっとけ!」と一つだけ紹介されることの方が背中を押された感じで選択が楽で良かったりするものです。
そんな感想を持たせてくれたJavaプログラミングの入門書がこれです。
Javaの入門ならこれ1冊をしっかりやればいいのではと思いましたよ。それに、他のプログミングを中心にやってる駆け出しの人が読んでも得るものは多いと思いました。
『スッキリわかるJava入門』のココがいい!
この『スッキリわかるJava入門』のどんなところが良かったのか、ちょっと思いついたところをまとめておきます。
docojavaですぐに使える
まずは誰もがプログラミングの最初につまづく学習のための作業環境。この作業環境にてこずって、学習がなかなか始まらないということがあります。中には頓挫してやめちゃう人もいるでしょう。
でも、この本では、docojavaというネット上のplaygroundの操作環境が用意されていますので、学習用にコードを入力すればすぐに確認することができます。
ユーザー登録すれば、本書に記載のコードとの連携もできるので、初心者に取っては学習しやすいものとなっています。
まあ、本格的にやるなら、開発環境は整備しないといけませんけどね。
700ページの大ボリューム
この本は、700ページもあって入門書としてはあり得ないほどのボリュームがあります。
「そんなページ数の多い大著は入門者には辛いと思う」
そう最初は感じていたのですが、これが実に読みやすい。
登場人物のキャラクターが対話式で進めるようなところもあるので、ガリガリと小さな文字ばかりが詰まった本とは違います。
かと言って、全面的に漫画っぽいものになっている訳ではなく、しっかりと基礎的な内容を図などでまとめられています。
だから、読み飛ばしてもかまわない部分もあるので、急いで読み進めたい人にとっても読みやすい構成になっています。
700ページ、あっと言う間に、読み通せますよ。
オブジェクト指向の解説がしっかりある
プログラミングというと、オブジェクト指向という考えは避けて通れないと思うのですが、入門書となるとこのあたりがイマイチ不明瞭なところが多いんですよね。
入門よりも応用に近い概念に入るということなのかもしれませんが、常識的に使われるのでこのあたりはしっかり勉強しておきたいところ。でも、最後に軽く触れられてるものが多くて、理解に繋がっているかどうか疑問が残ったりします。
でも、この『スッキリわかるJava入門』でのオブジェクト指向の解説は、めちゃくちゃ詳しいです。
本書全体の3分の1を「オブジェクト指向」の解説に費やしています。私も、「そう考えた方がわかりやすいな」と読みながら思いました。
入門書3冊分の価値がある
この本は、基本文法、オブジェクト指向、APIの活用の3つの柱でできています。
これが700ページで構成されているわけですから、それぞれの分野の入門書3冊分の価値があると考えてもいいくらいです。
それぞれのテーマを1冊の本にしてもいいくらい、各テーマにページ数が割り当てられていますから、ほんとによくできた入門書だと思います。
もっと早く読んでおけば良かったなと思いますし、別にJavaをやっていない人でも読んで損は無いと言えるほど価値ある1冊だと思います。
何冊も眺めてどれがいいか悩まないために、とりあえずこの1冊です。何十冊も紹介されていたら、ほんとプレッシャーしか感じ無いんですよね。それにスキルが上がっていけば、本を見るポイントもできて、何冊も自然と自分で選んで読めるようになるのでは無いかな、と思います。
エンジニア系YouTuberのKBOYさんもオススメ
YouTubeを眺めていたらKBOYさんというフリーのエンジニアの方も、動画の中でこの『スッキリわかるJava入門』をオススメしていました。
このKBOYさんも、Javaの勉強目的という意味ではなく、SwiftやFlutterのプログラミングを学ぶ上で、この本の基礎的概念の部分、特にオブジェクト指向のところを読んで、知識を深めて開発に活かせばよいと述べています。
何か足りない部分があると感じたならば、この本が良い考え方やイメージを指南してくれるという感じですね。
ほんと、よく出来ていると思いますので、Java目的という一つの言語だけでなく、プログラミング目的としてオススメの本です。